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【レビュー】M1搭載MacBook ProにDell S2721Q接続

2021年6月10日

M1チップ搭載MacBookとDellS2721Qの接続レビュー

M1チップ搭載MacBookで使える、外部ディスプレイってどれだろう?

Dell S2721Qって使えるっぽいけど、実際どうなのかな。
S2721QSと何が違うんだろう。

今回の記事は、そんな疑問にお答えする内容になっています。

私の作業環境

以下をクラムシェルモード(パソコンを閉じた状態で、モニター画面を使うモード)で使用
(詳細な接続環境は、後ほど説明しています)

  • パソコン
    M1チップ搭載のMacBook Pro 13インチ(2020年12月購入)
  • 外部ディスプレイ
    Dell S2721Q(2021年3月購入)

Dell S2721Qは、現在のところ、特に問題なく使えています。

正直言って、コスパが良く大変満足な製品

私のパソコン・外部ディスプレイの作業環境

ただ、M1チップ搭載のMacBookは、外部ディスプレイとの不具合の口コミもあり、外部ディスプレイは慎重に選ぶ必要があります。


私は、Dell S2721Qの購入を決めるまで、かなり検討を重ね、購入後も接続で少し苦労しました。

同じようにDell S2721Qを検討されている方に、参考になればと、レビューを書いています。

この記事でわかること

  • Dell S2721Qを選んだ理由
  • Amazon限定モデルS2721QSとの違い
  • Dell S2721Qをお得に購入する方法
  • MacBookとDell S2721Qの接続方法
  • Dell S2721Qの不具合とその解消法

外部ディスプレイを購入した理由

Web制作の勉強のためです。

主にコーディングに興味をもち、それを学んで仕事にするかどうかはともかく、ともかく学習してみたくて、まずはMacBook Pro13インチ(M1チップ搭載)を購入。

ただ、13インチという横幅では、

  • コーディングエディター
  • ブラウザ

を同時に表示するためには、それぞれの横幅を狭めなくてはなりません。

エディターのコードが折り返されて見づらかったりブラウザの幅が十分に出せないため、非常に不便..。

このままだと勉強効率が悪いと思い、外部モニターを購入することに決めました。

外部ディスプレイとして、Dell S2721Q 27インチを選んだ理由

きっかけは、M1チップ搭載MacBookで、Dell S2721Qと接続しているレビューを発見したことです。

冒頭にも書いたように、M1チップ搭載のMacBookについては、

「外部ディスプレイに接続しても映らない」

「色調が飛ぶ」

といったネット上で不具合報告の情報がありました。

更に、私自身としては、M1チップ搭載MacBook購入後、他社製のマウスと互換性が無く、返品して他のものを購入して試す...という不具合を数回経験

このような不具合の情報や経験があったので、外部ディスプレイのスペック検討以前に、

まず、M1チップ搭載MacBookで接続できている外部ディスプレイは何なのか、ネット上の口コミやレビューを検索しまくりました。

Web mama

そして、ようやく口コミをいくつか見つけたのが、外部ディスプレイ「Dell S2721Q 27インチ」

この外部ディスプレイでよさそうかどうか、自分なりに検討することに。

Dell S2721Qの仕様

まず、Dell S2721Qの仕様を確認しました。

Dell S2721Q
(引用元)Dell公式サイトS2721Q製品ページ

▼Dell S2721Qの主な仕様

画面サイズ:27インチ
横幅:61.16cm
スタンドを含めた高さ:45.34cm
実効解像度:4K(3,840 × 2,160)@60Hz
パネルタイプ:IPS

▼接続オプション

Dell S2721端子
(引用元)Dell公式サイトS2721Q製品ページ
  1. セキュリティ ロックスロット
  2. 電源コネクター
  3. HDMI 2.0ポート(2つ)
  4. Display Port 1.2
  5. ライン出力ポート
  6. スピーカー
    ※スピーカーの音質はMacBookの方が良かったので、私はオフにして、MacBookから音を出しています。

Dell S2721Qの仕様が良さそうか検討

解像度は4K

数ヶ月の間、MacBookのRetinaディスプレイに慣れてしまうと、
外部ディスプレイでも、できるだけ画質を落としたくない、と思うようになりました。

Retinaディスプレイとは

Apple独自の高解像度ディスプレイ。

同じ面積に存在するピクセル数が、一般的なパソコンと比べ、約2倍。

精密さが約2倍、というイメージです。

Retinaディスプレイの特徴は、解像度の高さだけなく、

  • 通常のsRGBと比べて、25%も色域が広いこと
  • 周りに合わせて、色や光を調節する機能

などが挙げられます。

私の主人が使っている外部モニター「【Amazon.co.jp限定】 LG モニター・ディスプレイ ウルトラワイド 29インチ」は、解像度2560 × 1080で、4Kではありません。

LG ウルトラワイドモニター 29インチ
(引用)Amazon公式サイト LGウルトラワイドモニター29インチ製品ページ

4KではないディスプレイとMacBookを接続して、どのくらいの画質になるのか。

試しに、主人の使っているLGウルトラワイドモニターに、私のMacBookを接続させてもらうことに。

接続して画面を確認しましたが、ややドットが目立つ印象。

Retinaディスプレイに慣れてしまったからかもしれませんが、結構違いを感じてしまったので、やはり4Kのディスプレイを選ぶことに決めました。

検討中のDell S2721Qは、解像度4Kのため、解像度の点では条件をクリアしました。

ただし、LGのディスプレイが、良くないというわけではありません。

私がMacBookに出会わなければ、主人と同じ、LGの外部ディスプレイにしていたでしょう。

これだけ横幅がありながら、3万円代という、かなりお得な商品です。(2021年6月時点)

【Amazon.co.jp限定】 LG モニター・ディスプレイ ウルトラワイド 29インチについて補足

サイズ:29インチ(画面横幅:69cm, 画面縦幅:31cm)
解像度:2560×1080

ディスプレイの横:縦の比率が、21:9と、ワイド画面です。(通常は、16:9)
画面を横に広く使うことができるため、主人はこのディスプレイで大満足しています。

サイズは27インチ

パソコンやディスプレイの「インチ」数は、対角線の長さ。

以下に、インチ数と、その場合の横縦の長さを表にしました。

インチ数横(cm)縦(cm)
2453.0429.87
2759.6633.60
2964.0836.09
3270.7139.83
ディスプレイのサイズ

ディスプレイのサイズが大きい方が、1つの画面上で多くのウィンドウを開けて魅力的。


ただ、サイズが大きいと縦幅も長くなります。

縦に長いと、目を上下に動かす動作が大きくなり、疲れの原因に。

検討した結果、27インチが妥当に思いました。

Dell S2721Qは、ちょうど27インチ。サイズも問題ありません。

斜めからでも画面が正確に見えるIPSパネル

私は、外部ディスプレイを、できれば壁掛けして使いたい、と考えていました。

長時間パソコン作業をしていると、目が結構疲れます。

外部ディスプレイを壁掛けすることで、机に置くよりも、目との距離を長くとることができます。

その場合に不安だったのが、

「一度壁掛けにすると、頻繁には場所を移動できない。視線が斜めの場合、画面が見えにくいことがあったら困る..。」

ということ。

そこで調べてみると、液晶パネルの駆動方式には、

  • TN(Twisted Nematic)
  • VA(Vertical Alignment)
  • IPS(IN-Plane-Swithcing)

の3種類があることが分かりました。

色の変化に対する応答速度視野角による輝度・色の変化おすすめの用途
TN早い大きいゲーム
VA遅いやや大きい動画鑑賞
IPS遅い少ない画像制作
液晶パネルの駆動方式

上の表から分かるように、斜めから見ても見え方に変化が少ないのは、IPSパネル

動画を作成したり、映画を見たいわけではないので、応答速度が遅くても、特に問題ではありません。

IPSパネルを選んでおけば間違いないと思いました。

Dell S2721Qの液晶パネルは、IPS駆動方式なので、パネルについても問題なさそうです。

お手頃な価格

まだ仕事に使うわけではなく、勉強中となると、あまり大金はかけたくありませんでした。

私が検討していた2021年3月時点で、Dell S2721Qは、Dell公式サイトで3万円弱。

S2721Qは、Amazonでも購入可能でしたが、私が調べた時点では、Dell公式サイトの方がお手頃だったため、Dell公式サイトで購入することに。

Amazon限定モデルのS2721QSは、画面調節機能に優れているが..

Dell S2721Qと性能は同じで、画面の高さ・角度の調節の自由度が高い製品として、Dell S2721QSがありました。

Dellに問い合わせたところ、S2721QSは、Amazon限定モデルで、画面の調節機能がかなり優れています。

S2721QとS2721QSの違いを以下にまとめます。

S2721QS2721QS
購入場所Amazon
or
Dell公式サイト
Amazon
のみ
画面の傾き調節
画面の傾き調節


画面の旋回機能
画面の旋回機能


画面の高さ調節
画面の高さ調節
画面の回転機能
画面の回転機能
Dell S2721QとS2721QSの違い

Amazon限定モデルのS2721QSは、上記のように、画面の調節機能の点で魅力的ですが、私が調べていた時点では、人気がありすぎたのか、発送の見込みがありませんでした。

ただ私は、ディスプレイを壁掛けして使用しようと考えていたため、画面の調節機能にこだわる必要はなく、Dell S2721Qでも十分、という結論に。

タイミングによっては、Amazon限定モデルが販売されている可能性も。

随時チェックしてみて下さい。

Dell公式サイトで購入

以上のように、Dell S2721Qの仕様を検討した結果、

「買うならDell S2721Qしかない!」

と決断。

早速Dell公式サイトのS2721Qの製品ページから購入しました。

Dellカスタマーサポートに問い合わせた感触だと、かなり人気があるようで、「納期が長くなり申し訳ない」という内容を伝えられました。

気になる人は、早めに検討することをおすすめします!

購入の前に、Dell公式サイトでアカウントを作成すると、発送状況や注文履歴が分かりやすいです。

お得に購入する方法

Dell公式サイトのS2721Q製品ページは、以下のような表示です。

その中の「特別キャンペーン」という項目に、クーポンコードが表示されています。

Dell公式サイトS2721Qの製品ページ
(引用元)Dell公式サイトS2721Q製品ページ

※上記は、2021年6月時点の表示
※価格や割引は随時変更の可能性があるので、伏せています。

このクーポンを使うと、オンライン限定で割引(私のときは10%オフ)してもらえます。

クーポンの使い方は簡単。

クーポンコードを控えておき、購入画面で該当欄に入力するだけです。

Dell S2721Qの到着

Dell S2721Qの到着

Dell公式サイトで購入ボタンを押すと、画面に到着予定日が表示されます。

私が購入した時、表示された発送予定日は、2ヶ月半も先の6月..。

届くのはまだ先か...と思っていましたが、なんと2週間もしないうちに到着しました。

ですので、表示される発送予定日は、あくまで目安のようです。

Dell S2721Qの組み立ての注意点

ディスプレイは、スタンドが付いていない状態で、専用の大きな箱に入っています。

しばらくは壁掛けせず、スタンドで使用して様子を見たかったため、組み立てることに。

箱を開けると、ペラ1枚の組み立てガイドが入っており、ガイドの手順にしたがって、箱の部品を順に取り出し、組み立てていくイメージです。

女性1人でも問題なく付けられます。

ただ、以下3点に注意して下さい。

1. ディスプレイの箱は、広めの場所に置く

組み立ての手順は、まず、スタンドを構成する部品を取り出し、スタンド部分だけ完成させます。

完成したスタンドを、ディスプレイ画面に接続するのですが、ディスプレイ画面は箱に入れたまま、接続を行う手順になっています。

そのため、ディスプレイが入っている箱の横で、自分がしゃがみこんで、作業できるスペースが必要です。

2. ディスプレイの箱を開ける向きに注意

箱の上下を間違えて開けると、最初に組み立てるスタンド部品が奥の方になり、組み立てがスムーズに出来ない可能性があります。

箱をちょっと開けて、逆だなと思った場合は、蓋をしっかり閉め、箱の上下をゆっくりと反対にしましょう。

箱を見れば、「この面を上にして開けるだろう」という向きは、分かると思います。

(ちょっと記憶が曖昧ですが、確かディスプレイの絵がかいてあるのが、上)

3. ディスプレイの箱を開けたらまず説明書を取り出して読む

箱を開けると、白いペラ1枚の組み立てガイドが入っています。

箱の向き、部品の組み立てが、分かりやすく載っているので、まずそれを読んだ方がいいです。

▼箱を開けた時のイメージ

Dell S2721Qの箱を開けた時のイメージ
(引用元)Dell S2721Q Monitor ユーザーズ・ガイド

※組み立てガイドの一部の画像なので、矢印が書かれています。
 箱を開けたときに見える3つの部品の上に、ペラ1枚のガイドが乗っていました。

ディスプレイの組み立て方

箱は2段になっていて、

  • 上の段:
    • スタンドを構成する2つの部品 (スタンドベース、スタンドライザー)
    • ディスプレイ背面に付ける四角いミニパネル(VESAカバー)
    • アダプター
    • HDMIケーブル
  • 下の段:ディスプレイ

となっています。

詳しくは、箱に入っているペラ1枚のガイドを見れば分かりますが、組み立て概要は以下の通りです。

▼Dell S2721Q 組み立て方法の概要

  1. スタンドを構成する2つの部品を、箱から取り出し、組み合わせる。
  2. 電源ケーブル・HDMIケーブル・ディスプレイの背面に付けるミニパネル、は取り出しておく。
  3. 箱の中の、上の段は空になるので、箱から出す。
  4. すると、箱の下の段が見え、ディスプレイの背面が見えている状態になる。
    先程組み合わせたスタンドを、ディスプレイの背面下に差し込む。
  5. ディスプレイの背面に、ミニパネルを付ける。
    これで組み立ては完了。
  6. ディスプレイにカバーがかぶさっている状態のまま、箱から慎重に取り出す。
  7. 目的の場所に設置し、ディスプレイのカバーを外す。

接続環境

以下、私の接続環境です。

  • パソコン
    メーカー:Apple
    製品名:M1チップ搭載MacBook Pro 13インチ
    OS:Big Sur

  • パソコンにつなげたハブ
    メーカー:QGeeM 
    ブランド:QGeeM 
    製品名:USB Type-C ハブ 7in1

  • キーボード
    メーカー:SANWA
    製品名:ワイヤレスキーボード(USB接続)

  • マウス
    メーカー:ロジクール
    製品名:ワイヤレスマウス 無線 M546
    ※対応OSにMacが入っていませんでしたが、今のところ使えています。

  • モニター
    メーカー:Dell
    製品名:S2721Q 27インチ

  • ケーブル
    メーカー:Dell
    製品名:S2721Q 27インチ付属のHDMIケーブル(バージョン2.0)

  • ディスプレイの壁掛け金具
    メーカー:CURE
    製品名:テレビ壁掛け金具 17型~32型 

MacBook側の配線・設定

2つのUSB type-C端子のうち、1つは給電、1つはハブに使用

MacBookについている端子は、USB type-C端子2つのみ。

私は、Dell S2721Q購入前から、2つのUSB type-C端子のうち、

  • 1つをMacBookの給電に
  • 1つをハブとの接続に

使用していました。

MacBookの給電は、ハブを介してもできますが、ハブが熱くなって気になるので、MacBookに直接給電しています。

ハブのHDMI端子(2.0)に、HDMIケーブルを接続

Dell S2721Qに付属されていたHDMIケーブル(バージョン2.0)の片側を、MacBookにつけたハブの、HDMI端子に接続しました。

MacBookをクラムシェルモードに設定

MacBookとDell S2721Q、両方の画面を使って作業することも可能ですが、
私は、Dell S2721Qの画面だけを使うことにしました。

理由は、目の疲れを防ぐため、十分な距離に設置した外部ディスプレイだけを見て、作業したかったからです。

そのためには、MacBook側を、クラムシェルモードにする必要があります。

クラムシェルモードとは

ノートパソコンを閉じて、外部ディスプレイの画面を使って操作するモードのこと。

※「クラムシェル」=直訳すると「貝殻」。IT用語としては、端末がヒンジで折りたたまれた状態のことを指します。

 クラムシェルモードの設定方法
  1. キーボードをMacBookに接続

    MacBookの蓋を閉じるため、キーボードは使えなくなるので、別途キーボードをMacBookに接続します。

  2. MacBookは常に給電した状態に

    MacBookにアダプタを接続し、常に給電した状態にします。
    この時点では、まだ外部ディスプレイと接続していません。

  3. MacBookの蓋を閉じてもスリープしないように設定を変更

    初期状態では、MacBookは、蓋を閉じるとスリープしてしまいます。

    クラムシェルモードで使用するには、蓋を閉じてもスリープさせない必要があるので、ターミナルで以下の設定を行います。
    (初めてでもできる簡単操作)


    まず、Finderを開きます

    クラムシェルモードの設定1

  4. アプリケーションをクリック

    クラムシェルモードの設定2

  5. ユーティリティをクリック

    クラムシェルモードの設定3

  6. ターミナルをクリック

    クラムシェルモードの設定4

  7. ターミナルに以下を記述して「Enter」キーを押します。

    sudo pmset -a disablesleep 1

    クラムシェルモードの設定5

    MacBook本体にパスワードを設していれば、ターミナル内に「鍵マーク」が表示されるので、続けてパスワードを入力して「Enter」。
    これで完了です。

    ターミナルのウィンドウを閉じ、MacBookの蓋も閉じておきます。

Dell S2721Q側の配線・設定

Dell S2721Qに、電源ケーブルを接続します。

そして、MacBookのハブに接続されているHDMIケーブルの、もう片側を、Dell S2721Sに接続します。

あとは、Dell S2721Qのディスプレイ電源ボタンをオンにすれば、画面にMacBook内の映像が表示されます。

接続後の不具合

一応接続はできたものの、2点調整が必要でした。

不具合1: マウスのカーソルの動きが、やや滑らかではない

MacBookとDell S2721Qの接続後、マウスのカーソルの動きが、やや滑らかではないことが、気になりました。

30Hz表示と60Hz表示で、マウスカーソルの動きの様子を比べた動画が、以下です。
(私のマウスの動かし方も影響するので、正確な比較ではないのですが、参考まで)

30Hzのマウスカーソルの動き

60Hzのマウスカーソルの動き

Web mama

動画で見るとあまり変わりませんが、実際は60Hzの方が、「カーソルの軌跡が全て見えている」感があります。

いろいろ調べていくと、マウスのカーソルの動きの滑らかさが足りないのは、「リフレッシュレート」が恐らく30Hz程度になっていることが原因、と推測。

リフレッシュレートとは

ディスプレイが、1秒間に、何回画像を更新するかの頻度。

30Hz:やや途切れ途切れに見える

60Hz:滑らかに見える

実際に、どのくらいのリフレッシュレートで画面表示されているのか、以下の方法で調べました。

リフレッシュレートの調べ方

  1. Finderを開く

    リフレッシュレートの確認手順1

  2. 左から「アプリケーション」をクリック

    リフレッシュレートの確認手順2

  3. 「ユーティリティー」をクリック

    リフレッシュレートの確認手順3

  4. 「システム情報」をクリック

    リフレッシュレートの確認手順4

  5. 左から「グラフィック/ディスプレイ」をクリック

    リフレッシュレートの確認手順5

  6. やはり、30Hzで表示されていることが判明。

    リフレッシュレートの確認手順6

30Hzで表示されている原因は?

・M1搭載MacBook Pro 13インチ
・Dell S2721Q
→ 製品の技術仕様では、どちらも、最大60Hzに対応と記載があります。

パソコンもディスプレイも、60Hzに対応しているのに、何故30Hzで表示されているのか?

Web mama

怪しいのは、MacBookに接続していたハブでした。

当時使っていたハブは、以下のQGeeMのtype-Cハブ。

リフレッシュレートなど考えもせずに購入していたのですが、製品情報を調べてみると、30Hzまでしか対応していないことが明らかに

ハブType-C 30Hz

ブランド:QGeeM
製品名:QGeeM USB Type-C ハブ 7in1


ディスプレイ表示が30Hzになっている原因は、ハブが、30Hzまでしか対応できていないため、というのが、ほぼ確実になりました。


以下の2つの対応をすることで、表示を60Hzにできたので、紹介します。

対応1:HDMI端子が4K@60Hz対応のハブに変更

HDMI端子について「4K@60Hz」と明記されている、以下のハブを購入。

他にもこういったハブはありますが、私はできるだけ低価格なものを選びました。

ハブType-C 60Hz

メーカー:Xunfei
ブランド:Selore
製品名:USB C ハブ ドッキングステーション 9in1

対応2:Dell S2721Qの設定も変更

ハブを変えただけでは、リフレッシュレートが30Hzのまま。

Dell S2721Qについて、以下の設定を変更することで、60Hzが実現できました。

  1. アップルマーク→「システム環境設定」をクリック

    MacBookリフレッシュレートの設定1

  2. 「ディスプレイ」をクリック

    MacBookリフレッシュレートの設定2

  3. optionキーを押しながら「変更」をクリック
    すると、普通に「変更」を押したときには出てこない項目が、表示されます。

    MacBookリフレッシュレートの設定3

  4. 「低解像度モードを表示」をクリック

    MacBookリフレッシュレートの設定4

  5. リフレッシュレートから「60ヘルツ」を選択

    MacBookリフレッシュレートの設定5

    これで完了。
    「システム情報」ウィンドウで、実際に60Hzに変更されたか、確認しました。

    リフレッシュレートの確認手順7

    <注意>
    「システム情報」ウィンドウを開きっぱなしの状態で、30Hz→60Hzに変更しても、「システム情報」ウィンドウには反映されません。
    一度「システム情報」ウィンドウを閉じて、開き直すと、現状のリフレッシュレートが反映されます。
    ※「システム情報」ウィンドウの開き方:このページで先に紹介した、「リフレッシュレートの調べ方」を参照

不具合2:ディスプレイの文字が小さすぎる

Dell S2721Qの最大実効解像度は、3840 × 2160。

この解像度で映像を出力するには、以下の操作を行います。

アップルマーク

「システム環境設定」をクリック

「ディスプレイ」をクリック

optionキーを押しながら「変更」をクリック

解像度「3840 × 2160」を選択

※図付きの操作は、このページの「不具合1:マウスのカーソルの動きが、やや滑らかではない」の章の、「対応2:Dell S2721Qの設定も変更」の手順1〜3と同じなので、それを参照

▼4Kを実現したものの、ウィンドウ・アイコン・文字サイズがあまりに小さくて、これでは作業できません..。

4Kでのディスプレイ表示

そこで、解像度を少し落とすことにしました。

でも、解像度落としたら、4K購入した意味がないのでは?

と思うかもしれません。

ただ、解像度は微調整することで、画質を落としすぎず、見やすい表示にできます。

対応:解像度の微調整

操作は簡単です。

先程、解像度「3840 × 2160」に設定した手順で、1段階ずつ解像度を低くして、自分の作業しやすい解像度に決めればOKです。

不具合3:しばらく作業しない時・MacBookの蓋を開けた時、Dell S2721Qへの通信が切れる

  • しばらく作業しない時
  • MacBookの蓋を開けた時

これらの時に、MacBookからDell S2721Qへの通信が途切れてしまい、困っていました。

具体的な不具合は、以下の通りです。

しばらく作業しない or MacBookの蓋を開ける

↓Dell S2721Qの画面がすぐ真っ暗になり、以下の文言が表示される

「信号をスキャン中です...」

↓しばらくそのままにすると、文言が以下に変わる

「デバイスからのHDMI信号がありません」

↓更にそのままにすると

ディスプレイがスリープモードになる。

MacBookの蓋を開け締めしても、Dell S2721Qのディスプレイは応答無し。

対応1:HDMIケーブル抜き差し

これについては、HDMIケーブルをハブから抜き差しすることで、100%の再現性で解消します。

ですが、正直かなり面倒です。

対応2:ハブを変えた

Dell S2721Qでリフレッシュレートを60Hzにするために、60Hz対応のXunfeiのハブを使っていましたが、

このハブが原因かな?と仮に予想して、以前使っていた以下のハブに戻してみました。

QGeeM USB Type-C ハブ 7in1

その結果、不具合は発生しなくなりました。

ハブの問題だと判明。

Web mama

私の持っているQGeeMのハブだとリフレッシュレート30Hzになりますが、画面が真っ暗になるよりは、相当マシです。

とりあえずQGeeMの30Hz対応のハブで作業しています。

まとめ

M1チップ搭載MacBookは、外部ディスプレイについての口コミが多くなかったので、
参考になれば嬉しいです。

    

ママになって初めて
Web制作会社で働き始めた私が、
学んだいろいろを記録するブログです。

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