
パソコンに、
カメラとマイクがついてるかどうか、
どうやって確認すればいいんだろう..
もしついてなかったら、
どうしたいいのかな..

今回の記事は、パソコン初心者の方向けに、パソコンのカメラ・マイクがあるか調べる方法を解説。
WindowsとMacどちらもパソコンについても、分かる内容です。
近年では、
- 仕事のオンラインミーティング
- オンライン形式の習い事
- 遠く離れた友人とのオンライン飲み会
と、オンラインで画面越しにやりとりすることは、当たり前になっていますよね。
そんなオンラインでのやりとりで必要となるのが、パソコンのカメラ・マイクの機能。
ケータイで済ませる人もいるかもしれませんが、パソコンの方が画面が大きく、相手の表情がよくわかるので便利です。
いざオンラインで..と思ったときに、パソコンにカメラ・マイク機能がなかったら、自分も困りますし、相手にも迷惑をかけてしまいます。

そこで今回は、
パソコン初心者の人にもわかりやすく、以下について、解説します。
この記事でわかること
- パソコンに、カメラ・マイクが内蔵されているか、確認する方法3つ
- 外付けカメラ・マイクを購入したほうがいいのは、こんな時
- 外付けカメラ・マイクを選ぶポイント
※対象とするパソコン
・WindowsとMac両方
・ノートパソコンのみ
カメラ・マイクが内蔵されているか【見た目で確認】
カメラ・マイクが、パソコンについているのか(内蔵されているか)、まず、パソコンの見た目から確認します。
Windowsの場合
Windowsの場合は、以下の場所です。
写真は、私のWindowsパソコンですが、他のパソコンでも、ほとんどこの場所についています。

カメラ
パソコン画面の上の、中央あたり
小さなレンズがあり、中には小さな穴が見えますね。これがカメラです。
カメラの横の、LEDライトは、カメラを使用していることが分かるように、使用時のみ点灯します。
マイク
カメラの両脇あたり
小さな穴が1つずつあります。これがマイクです。
マイクは、それ以外の場所にあることも
パソコンによっては、以下のような場所に、マイクが内蔵されていることもあるようです。
▼画面下や、キーボード部分

▼手前部分

▼サイド部分

スピーカー

ちなみに、向こうからの声って、どこから聞こえているんだろう?
そういった疑問も出てきますよね。
スピーカーは、キーボードの奥の方に2箇所あります。

Macの場合
次に、Macについて、カメラ・マイク・スピーカーの場所を確認していきます。
カメラ
カメラの場所は、Windowsと同じく、画面上の中央部分です。
マイク
マイクは、パソコンを見ても、どこにあるか確認できません。
2012年のAppleの技術仕様ページでは、キーボードの左のスピーカー下あたりにある、という情報がありました。

ただ、現在のApple公式サイト内の技術仕様ページでは、マイクの場所まで記載はありません。
以下は、私がもっている、MacBook Pro 13-inch, M1, 2020の技術仕様の、マイクについての内容です。
オーディオ
・ハイダイナミックレンジステレオスピーカー
・ワイドなステレオサウンド
・ドルビーアトモス再生に対応
・指向性ビームフォーミングを持つ、スタジオ品質の3マイクアレイ
・3.5mmヘッドフォンジャック
(引用元)Apple公式サイト内MacBookPro 13-inchの技術仕様ページ
検証:マイクは、キーボード左のスピーカーあたりにあるのか
試しに、キーボード左側、右側、どちらにマイクがありそうか、検証してみました。
<検証方法>
検証方法は簡単なものです。
MacBookを置いたデスクを、指でコツコツと鳴らす動作を、キーボードの左側、右側で行い、
どちらの方が、マイクの入力レベルが大きいか、確認しました。
※マイクの入力レベル確認方法は、このページ内の、「設定から確認する>Macの場合>マイク」の段落で説明しています。
<検証結果>
キーボードの左側のテーブルを鳴らした方が、入力レベルはやや大きかったです。
やはり、MacBookのマイクは、キーボード左側のスピーカーあたりにあるのかもしれません。
スピーカー
スピーカーの場所は、キーボードの両脇にあります。

カメラ・マイクが内蔵されているか【設定から確認】
パソコンの見た目で、
「ここにマイクがありそうだな、、」
と目星はついても、それだけでは不安ですよね。
次は、カメラとマイクが内蔵されているか、パソコンの設定を確認します。
Windowsの場合
カメラ
パソコン画面から、以下のように設定を確認して下さい。
- パソコンのWindowsマークをクリック→歯車マークをクリック
- 以下の画面で、検索ボックスに「カメラ」と入力して下さい。
すると、以下のように複数候補が出てくるので、「カメラのプライバシー設定」をクリック - 以下の画面になります。
ポイント1:「このデバイスのカメラへのアクセスはオンになっています」になっていることを確認
※オフになっている場合は、「変更」ボタンをクリックすると変更可能 - ポイント2:その下の「アプリがカメラにアクセスできるようにする」項目が、「オン」になっていることを確認
※確認したら下にスクロールします。 - ポイント3:更にその下の「カメラにアクセスできるMicorosoft Storeアプリを選ぶ」項目で、「カメラ」アプリの項目が「オン」になっていることを確認
カメラアプリは、Windowsに標準搭載されているアプリなので、カメラアプリで「オン」にできるということは、カメラが内蔵されているはずです。 - ZoomやSkypeといった、目的のアプリが既にインストールされている場合
ポイント4:手順6の画面で、使いたいアプリのアイコンを探して、「オン」になっていればOKです。
※上記画面では、Zoom、Skypeは表示されていませんが、インストールされていれば、表示されます。
マイク
手順1は、カメラの場合と同じです。
- パソコンのWindowsマークをクリック→歯車マークをクリック(カメラの手順1と同じ)
- Windowsの設定画面になるので、「システム」をクリック
- 画面左の一覧のうち「サウンド」をクリック
- 以下の画面になるので、下へスクロールします。
- ポイント1:「入力」項目があるので、「入力デバイスを選択してください」項目で、何らかのデバイスが表示されていることを確認します。
ポイント2:上の画面で、マイクマーク付きで「マイクのテスト」と書いてある項目があります。
パソコンの前で声を出して、そこが反応すればOKです。
マイクの場合は、このポイント2のマイクテストで反応すれば、内蔵されていることは確実です。
Macの場合
Apple公式サイトで、MacのノートパソコンMacBookには、カメラ・マイクが内蔵されていることが、明記されています。


ただ、内蔵されていても、使用できる設定になっているか、確認したいですよね。
設定から確認する場合、Macだと、Zoomなどのカメラを使用するアプリを、インストールしておく必要があります。
以下は、例として、「Zoom」「LINE」が既にインストールされている前提で説明します。
カメラ
- 画面のリンゴマークをクリック→「システム環境設定」をクリック
- 「セキュリティとプライバシー」をクリック
- 以下の画面になるので、「カメラ」をクリック
- カメラを使いたいアプリにチェックがついていればOK
マイク
手順1は、カメラの場合と同じです。
- 画面のリンゴマークをクリック→「システム環境設定」をクリック(カメラの場合と同じ)
- 「サウンド」をクリック
- 以下の画面になります。
パソコンの前で声を出して、画面上の「入力レベル」が反応すればOKです。
マイクの場合は、マイクの入力レベルが反応すれば、マイクは問題なく使用できている、と言えるでしょう。
カメラが内蔵されているか【アプリで確認】
マイクについては、WindowsでもMacでも、
設定における音声テストで反応すれば、内蔵マイクがあることが分かります。
ただ、カメラについては、実際に映像を確認していないので、不安ですよね。
よく使われるビデオミーティングアプリは、Zoom, Skype, Google Meetなど。
実際に、目的のアプリでカメラが使えるかどうかは、そのアプリで試してみるのが確実です。
ですが、
「目的のアプリをインストールする前に、ささっと確認したい!」
という場合もあると思います。
そんな人のために、わざわざ目的のアプリをインストールしなくても、パソコンにあらかじめ入っているアプリで確認できる方法をご紹介。

今すぐできるので、是非試してみて下さい。
Windowsの場合
Windowsのパソコンを購入した時点で、あらかじめ入っているアプリは、「カメラアプリ」。
以下のようにカメラアプリを起動させて、パソコン前の映像が映るか、確認してみましょう。
- まず、パソコン画面左下の検索欄に、「カメラ」と入力。
すると以下のような表示になるので、カメラアプリを「開く」をクリック。 - すると、カメラアプリが立ち上がり、パソコン前の映像が写っていればOKです。
もし映っおらず、以下のような表示になった場合は、Windowsパソコンのカメラ設定の章で、設定を確認して下さい。
カメラの設定を「オン」にしても、カメラアプリで映らない場合は、カメラ自体に不具合があるのかもしれません。
ご自身が購入したパソコンのメーカーに問い合わせてみて下さい。
Macの場合
Macにあらかじめ入っている、カメラを使用するアプリとしては、「Photo Booth」があります。
以下の手順でPhoto Boothを立ち上げ、パソコン前の映像が映ればOKです。
- まず、FInderをクリックして立ち上げます。
- 次に、左の一覧から「アプリケーション」をクリックし、表示されたアプリケーション一覧から、「Photo Booth」をクリックします。
- すると、Photo Boothが起動され、パソコン前の映像が映ると思います。
Photo Boothは、「システム環境設定」において何も設定しなくとも映るはずなので、もし映像が映らない場合は、カメラ自体に不具合があるかもしれません。
Appleのサポートページから、希望の方法で問い合わせてみて下さい。
外付けカメラ・マイクが必要になるのは、どんな時?
外付けカメラ・マイクが必要になるのは、以下のような場合です。
カメラ・マイクが内蔵されていない・画質が悪い場合
カメラ・マイクが内蔵されていない場合、外付け購入しましょう。
マイク機能付きのカメラが、比較的安価で手に入ります。
また、カメラが内蔵されていたとしても、
5年以上前に買ったカメラだと、他の人と比べて画質が悪く映ってしまうかも..。
その場合、必要以上に高い製品を買う必要はないので、最低限のスペックを備えている、低価格なカメラがおすすめです。
最近売られているカメラであれば、最低限のスペックは備えているので、画質が特別悪いことはないでしょう。
ちなみに、現在売られているカメラの殆どが、マイク機能付き。
マイク機能無しのカメラを見つける方が、大変なくらいなので、マイク機能付きのカメラを探しましょう。
子供が遊んでいる近くでミーティングする場合
マイクで、子供達の声も拾ってしまうため、自分の声が相手にはっきり伝わらない可能性も。
ヘッドセット型のマイクなら、自分の声だけクリアに聞こえ、声も大きく出さなくて済みます。

上記の場合に、カメラ・マイクを選ぶポイントを、説明していきます。
【対策】カメラ・マイクが内蔵されていない場合・画質が悪い場合

外付けの、マイク機能付きカメラを購入するのがおすすめです。
殆どのカメラが、マイク機能付き
「マイクは内蔵されてるんだけど、カメラだけ外付けを買いたい」
という場合もあると思います。
ただ、殆どの外付けカメラがマイク機能付きで、1,000〜数千円程度です。
マイク機能無しを長時間探す時間がもったいないので、この際、マイク付きの低価格なカメラを探したほうがよさそうです。
殆どのカメラが、USBを差し込めばすぐ使える
接続方法ですが、殆どの製品が、USB(正確に言うと、USB Aタイプ)を差し込めばすぐ使えます。
ソフトをパソコンにインストール必要が無いため、製品が届いたらすぐに使えます。
カメラを選ぶポイント
ですので、カメラについては、
「画素数と解像度」「画角」を押さえれば大丈夫です。
それぞれについて、選び方を以下に説明します。
画素数と解像度
- 画素数
カメラで映る画像は、小さなドットの集まりです。
そのドット1つ1つを、画素(またはピクセル)と呼びます。

画素数は、画面に敷き詰められたドットの総数。
「100万」や「200万」といった値で示され、同じ画面サイズでも、画素数が多くなるほど、精密な画像になります。
- 解像度
解像度も、画面にどれだけドットが敷き詰められているかを表す値です。

解像度の値は、いくつか表し方があり、
- 横のピクセル数 × 縦のピクセル数:「720 × 480」
- 縦のピクセル数:480p
などがあります。
例えば、横720ピクセル、縦480ピクセルの画面解像度であれば、「480p」などと表示されます。
では、画素数と解像度の値を見て、どれだけの画質になると判断すればよいのでしょうか。
画質の判断の目安を、以下の表にまとめました。
画質の名称 | その画質が使われている メディア | 画素数 | 解像度 |
---|---|---|---|
SD (エスディ) | DVD | 約35万画素 | 480p (720×480) |
HD (ハイビジョン) | 地デジ | 約100万画素 | 720p (1280×720) |
FHD (フルハイビジョン) | ブルーレイ | 約200万画素 | 1080p (1920×1080) |
4K | 4Kテレビ | 約800万画素 | 2160p (3840×2160) |
パソコンに外付けする、カメラの画素数と解像度については、以下の基準で選ぶとよいでしょう。
最低欲しいレベル
→ 100万画素、HD720p
できればこのくらいはほしいレベル
→ 200万画素、FHD1080p

ちなみに、私は、1080pのカメラを使ったことがありますが、ミーティング相手から、映像が綺麗だと言われました。
画角
次に、画角です。
画角とは、どのくらいの範囲を映すことができるか、を表します。

画角選びは、結構重要です。
なぜなら、在宅で主婦がミーティングする場合に、画角が大きいカメラだと、部屋のあちこちまで相手に見られてしまうからです。
家事・育児の忙しい中でミーティングする主婦の心境としては、余計なものまで映したくない、というのが実情だと思います。
以下に、画角の目安を示します。
画角 | 目安 |
---|---|
60°くらい | かなりズームな状態。アップの顔と、肩が少し映るくらい |
70〜90° | 1人が、顔から肩くらいまで、背景と共に余裕をもって映る |
110〜120° | 3人くらい映る |
150°〜 | 5人以上映る |
パソコンに外付けする、カメラの画角は、
- 部屋の中を見られたくない場合
→ 60°くらい - 自分の顔と肩を、ある程度余裕をもって映したい場合
→ 70〜90°
と選ぶとよいでしょう。

私は、画角60°くらいの外付けカメラを使っていましたが、急なミーティングでも、部屋を片付けたりしなくて済むので、助かりました。
「広角レンズ」の記載に注意
「ウェブカメラ」を探すと、よく「広角レンズ」を強調した製品が出てきます。
「広角」といっても、90°の製品もあれば、150°の製品もあるので、
その言葉だけで判断せず、製品の画角を確認することが大切です。
フレームレートは気にせずOK
ウェブカメラのスペックの1つとして、「フレームレート」がありますが、
これについてはそこまでシビアにならなくて大丈夫です。
フレームレートとは
1秒間に何フレーム表示できるのか、という動きの滑らかさ
人間が滑らかな動きだと感じる目安は、大体30fps(フレームレート)。
大概のウェブカメラは、これ以上の値です。
また、オンラインの動きの滑らかさは、インターネット回線速度にもよるため、フレームレートだけ気にしても仕方がありません。
おすすめの外付けカメラ
以下、私が使っていたカメラです。
1,000円代の製品もありますが、あまり安いのも心配なのと、パソコン周辺機器で有名な「ロジクール」の製品にしました。
Amazon ロジクール ウェブカメラ C310n ブラック HD 720P
価格:3,480円(税込)(2021年5月時点)
・画質:最低限の720pですが、「画質が悪い」とは感じませんでした
・画角:かなり狭い60°、自分以外ほぼ映りません
【対策】子供が遊んでいる近くでミーティングする場合

ヘッドセット型のマイクを買うのがおすすめです。
私自身、学校から帰ってきた子供達が、後ろで遊んでいる中、ミーティングしなくてはいけない場合がありました。
もちろん、子供達には「静かにしてね。」とは言いますが、その通りしないのが子供というもの..。
私は、2,000円以下のヘッドセット型のマイクを使っていました。
私の声を拾いやすいせいか、ミーティング相手が、内容を聞き取れないということは無く、小さ目な声でも伝わるので助かりました。
なぜ、ヘッドセット型がおすすめなのか
在宅ワークで主婦が使う外付けマイクとしては、イヤホン型とヘッドセット型があると思います。
それぞれの特性を以下にまとめました。
イヤホン型 | ヘッドセット型 | |
---|---|---|
装着感 | 感じにくい | 頭の締め付けが気になる場合も |
収納 | コンパクト | 折りたたみできるタイプだとしても、イヤホンよりかさばる |
音の取りやすさ | やや取りにくい (イヤホンのコードの途中にマイクがあるため) | かなり取りやすい (マイクを口元にセットできるため) |
価格 | 安いものでは、400円程度の製品も | 1,000円〜 |
イヤホン型は、安く手に入り、収納がコンパクトなのが魅力的。
ただ、子供たいる在宅ワークの主婦としては、ポイントはそこではない、と思います。
少しの金額をかけるだけで、生活音をなるべく遠ざけることができるのが、ヘッドセット型マイクの魅力です。
接続は、イヤホンと同じく、イヤホンジャックに挿せばすぐに使えます。
おすすめのヘッドセット
私が使っていたヘッドセットは以下です。
装着の不快感は、仕事にも影響するので、値段の安さだけで選ばないようにしました。
ポイントは、軽くてしめつけないつけ心地。長時間使っても疲れにくく、助かります。
サンワサプライ ヘッドセット 3.5mmミニプラグ(4極) 両耳 ネックバンドタイプ ブラック MM-HS403BK
価格:2,228円(税込)(2021年5月時点)
まとめ
今回は、
- ノートパソコンに、カメラ・マイクが内蔵されているのか、確認する方法3つ
- 外付けカメラ・マイクの選び方
- おすすめの外付けカメラ・マイク
をご紹介しました。
「自分のパソコンには、カメラ・マイクは内蔵されているだろう」
と思っても、いざ必要な時になって
- 映像が悪い
- 音が聞こえにくい
といった状態では、ミーティングの相手にも迷惑をかけてしまいます。
時間のあるうちに、使えるかどうか、確認しておいたほうが無難です。